『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』はチャン・イーモウが自らの記憶を辿った、郷愁誘う情のドラマ。
チャン・イーモウといえば、北京オリンピック・セレモニーの総監督として名を馳せた。2008年の夏季に続き、2022年の冬季も引き受けたのだから、中国政府の“お抱え監督”的なイメージになってしまったのは、いささか残念だ。 … 続きを読む 『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』はチャン・イーモウが自らの記憶を辿った、郷愁誘う情のドラマ。
チャン・イーモウといえば、北京オリンピック・セレモニーの総監督として名を馳せた。2008年の夏季に続き、2022年の冬季も引き受けたのだから、中国政府の“お抱え監督”的なイメージになってしまったのは、いささか残念だ。 … 続きを読む 『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』はチャン・イーモウが自らの記憶を辿った、郷愁誘う情のドラマ。
李相日の長編最新作の登場だ。 この監督は、安易なレッテルを貼られた人間の実像に分け入り、そのリアルな存在を映像に浮かび上がらせ続けてきた。 広く注目されるきっかけとなった『フラガール』では炭鉱町の少女がステージで花 … 続きを読む 『流浪(ルビ:るろう)の月』は人と人とのつながりに思いを馳せる、沁み入るような愛の映画!
日本映画界でインパクトあるエンターテインメントを生み出す監督を問われると、即座に白石和彌の名を挙げたくなる。 『兇悪』や『日本で一番悪い奴ら』、『彼女がその名を知らない鳥たち』に『孤狼の血』2部作などなど、いずれもアク … 続きを読む 『死刑にいたる病』は練り込まれたストーリーに翻弄されるクライム・サスペンスの好編。
1992年の『ザ・中学教師』の頃より、平山秀幸監督は注目されてきた。『学校の怪談』シリーズのようなヒット狙いのエンターテインメントから、シリアスな人間ドラマ『愛を乞う人』、時代劇の『必死剣 鳥刺し』、さらには戦争映画『 … 続きを読む 『ツユクサ』は酸いも甘いも味わったおとなたちが、ささやかな日々に育くんだ愛しきラブストーリー。
現在、世界は格差が広がり、分断の溝はさらに深まっている。人々はSNSなどによって他者と繋がっているように見えて、孤独感、疎外感は高まる一方だ。こんな時代だからこそ、夢のようなラヴストーリーに酔いしれてみたくなる。格差が … 続きを読む [マリー・ミー』は『ノッティングヒルの恋人』をほうふつとする、スターと平凡な男との 身分違いのラヴストーリー。
テレビで実力と人気を蓄え、劇場用映画で大ヒットを飛ばす。現在、スクリーンを賑わすアニメーションの多くがこの道を歩んでいる。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」、そして「名探偵コナン」は(コロナ禍で作品公開が延びた例外 … 続きを読む 『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』はスリリングで痛快な人気アニメーション最新作!
第77回ヴェネチア国際映画祭において審査員特別賞に輝いた作品である。 なにより目を引いたのは監督にアンドレイ・コンチャロフスキーの名があったことだ。彼はロシアがソビエト社会主義共和国連邦だった1960年代から活動し、『 … 続きを読む 『親愛なる同志たちへ』はアンドレイ・コンチャロフスキーが生々しく振り返るソ連時代の圧殺事件!
2021年のカンヌ国際映画祭のオープニングに選ばれ、監督賞にも選ばれた作品である。 監督はレオス・カラックス。その名を聞くと食指を伸ばす人も少なくないだろう。1983年に長編第1作、『ボーイ・ミーツ・ガール』で熱い注 … 続きを読む 『アネット』はレオス・カラックスの絢爛たるダークファンタジー・ロック・オペラ!
メキシコ映画界には、アルフォンソ・キュアロンやアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど、アメリカのアカデミー賞を賑わす個性豊かな監督が数々存在するが、ギレルモ・デル・トロも注目されるべき存在だ。 特撮メイクのスタッ … 続きを読む 『ナイトメア・アリー』はギレルモ・デル・トロのこだわりの映像にしびれるフィルムノワール。
ケネス・ブラナーには“シェークスピア俳優”のイメージがついてまわる。「ローレンス・オリヴィエの再来」と呼ばれたことも影響しているし、なにより初監督・主演作が『ヘンリー五世』だったことが大きい。『から騒ぎ』や『ハムレット … 続きを読む 『ベルファスト』はケネス・ブラナーがモノクローム映像に想いを込めた、美しき“我が故郷・家族の記”。