『パッドマン 5億人の女性を救った男』はインド社会のタブーに向き合った、好もしい仕上がりの実話の映画化。

 どんな題材であっても映画になることは分かっているが、時には想像を超える作品が登場して驚嘆することがある。本作はその筆頭だろう。  なにせ女性の生理用品の開発をテーマにしているのだ。しかも実話の映画化にしてインド映画とい … 続きを読む 『パッドマン 5億人の女性を救った男』はインド社会のタブーに向き合った、好もしい仕上がりの実話の映画化。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は迫力満点の映像を誇るJ・K・ローリングのファンタジー。

 2001年から2011年に渡って全8作、世界中で大ヒットした『ハリー・ポッター』シリーズは、原作ともどもファンタジーの楽しさを広く知らしめたことで特筆に値する。原作者J・K・ローリングの構築した魔法世界は熱狂的に支持さ … 続きを読む 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は迫力満点の映像を誇るJ・K・ローリングのファンタジー。

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』はアメリカの現実を描いたリアルでハードなアクション!

『ウインド・リバー』で監督としての力量も見せた脚本家、テイラー・シェリダンの存在を注目せしめた『ボーダーライン』の続編である。  シェリダンはアメリカの顧みられない地域に眼を向け、社会が抱える格差構造を骨太なサスペンスの … 続きを読む 『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』はアメリカの現実を描いたリアルでハードなアクション!

『ボヘミアン・ラプソディ』は音楽の力を今さらながらに再認識させてくれる、胸震えるエンターテインメント!

 伝説のロックバンドやスーパースターの軌跡を描くというだけで、作品はドラマチックな輝きを帯びる(気がする)。破天荒な軌跡なのか否かは問わず、彼らの曲が持つグラマラスなイメージがそのまま映像に反映されるからだ。  そこで本 … 続きを読む 『ボヘミアン・ラプソディ』は音楽の力を今さらながらに再認識させてくれる、胸震えるエンターテインメント!

『華氏119』はひさしぶりにマイケル・ムーア節が炸裂した、アメリカ政治ぶった斬りドキュメンタリー!

『ロジャー&ミー』では故郷のミシガン州フリントを不況に陥れたGMの会長ロジャー・スミスに噛みつき、『ザ・ビッグ・ワン』は労働者を消耗品化する企業に取材してアメリカ資本主義の本質を暴いてみせる。 『ボウリング・フォー・コロ … 続きを読む 『華氏119』はひさしぶりにマイケル・ムーア節が炸裂した、アメリカ政治ぶった斬りドキュメンタリー!