『アネット』はレオス・カラックスの絢爛たるダークファンタジー・ロック・オペラ!

 2021年のカンヌ国際映画祭のオープニングに選ばれ、監督賞にも選ばれた作品である。  監督はレオス・カラックス。その名を聞くと食指を伸ばす人も少なくないだろう。1983年に長編第1作、『ボーイ・ミーツ・ガール』で熱い注 … 続きを読む 『アネット』はレオス・カラックスの絢爛たるダークファンタジー・ロック・オペラ!

『ナイトメア・アリー』はギレルモ・デル・トロのこだわりの映像にしびれるフィルムノワール。

 メキシコ映画界には、アルフォンソ・キュアロンやアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど、アメリカのアカデミー賞を賑わす個性豊かな監督が数々存在するが、ギレルモ・デル・トロも注目されるべき存在だ。  特撮メイクのスタッ … 続きを読む 『ナイトメア・アリー』はギレルモ・デル・トロのこだわりの映像にしびれるフィルムノワール。

『ベルファスト』はケネス・ブラナーがモノクローム映像に想いを込めた、美しき“我が故郷・家族の記”。

 ケネス・ブラナーには“シェークスピア俳優”のイメージがついてまわる。「ローレンス・オリヴィエの再来」と呼ばれたことも影響しているし、なにより初監督・主演作が『ヘンリー五世』だったことが大きい。『から騒ぎ』や『ハムレット … 続きを読む 『ベルファスト』はケネス・ブラナーがモノクローム映像に想いを込めた、美しき“我が故郷・家族の記”。

『SING/シング:ネクストステージ』は題名そのままに、歌うことの喜びを貫いた大ヒット・アニメーション第2弾!

『ミニオンズ』や『ペット』などのヒット作で知られるイルミネーション・エンターテインメントは、現在、もっとも注目に値するアニメーションスタジオだ。  生み出されるキャラクターが可愛いのはもちろんのこと、なによりもアイデア、 … 続きを読む 『SING/シング:ネクストステージ』は題名そのままに、歌うことの喜びを貫いた大ヒット・アニメーション第2弾!

『余命10年』は好もしい描写と演技に彩られた、切ない愛の物語。

 題名を見れば、涙なくしてはみられない作品であることは容易に想像がつく。「余命」ということは、その後に死が待ち構えていること。普通であれば、あまり食指が伸びない。  だが本作は例外である。なにせ『新聞記者』で日本アカデミ … 続きを読む 『余命10年』は好もしい描写と演技に彩られた、切ない愛の物語。

『ゴヤの名画と優しい泥棒』は往年のイギリス喜劇をほうふつとする、温もりがあって風刺の効いたコメディ。

 ロジャー・ミッシェルが2021年9月22日に逝去していた。あまりニュースが広まらなかった気がするが、まだ65歳の若さでの急逝。死因も伝わってきていない。コメディの旗手として活躍していただけに、何とも惜しまれる限りだ。本 … 続きを読む 『ゴヤの名画と優しい泥棒』は往年のイギリス喜劇をほうふつとする、温もりがあって風刺の効いたコメディ。

『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』はいかにも英国らしい、嘘のような第二次大戦秘話。

“事実は小説より奇なり”ということばがあるが、フィクションでも発想しないようなことが、現実では間々起こる。とりわけ、戦争などの非常時には、世界全体が冷静ではないために、平時には考えられないことが起こりうる。  本作が描き … 続きを読む 『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』はいかにも英国らしい、嘘のような第二次大戦秘話。

『ウエスト・サイド・ストーリー』はS・スピルバーグによる傑作ミュージカル・リメイク!

 記憶を辿れば、『ウエスト・サイド物語』は、1961年12月23日に日本で封切りされた。熱い支持を集め、上映した丸の内ピカデリーのまわりは長い列ができ、なんと512日のロングランを記録したという。  未だ映画が娯楽の王様 … 続きを読む 『ウエスト・サイド・ストーリー』はS・スピルバーグによる傑作ミュージカル・リメイク!

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は志を継ぐことを称えた、好感度満点のエンターテインメント!

 1980年代のアメリカ映画シーンで際立ったヒットを飾ったのが、1984年に登場した『ゴーストバスターズ』だった。ダン・エイクロイドとハロルド・ライミスという、当時絶大な人気を誇るコメディアンたちが脚本を書き、さらに仲間 … 続きを読む 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は志を継ぐことを称えた、好感度満点のエンターテインメント!

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』はW・アンダーソンの最新傑作!

 アメリカ映画界で最もユニークな才能を誇り、世界中から注目を集めているウェス・アンダーソンの最新作がいよいよ公開される。2018年に発表した『犬ヶ島』では、ストップモーション・アニメーションを駆使して、日本文化にオマージ … 続きを読む 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』はW・アンダーソンの最新傑作!

by Takaki Inada