『ワン・バトル・アフター・アナザー』はP・T・アンダーソンの疾走感に溢れた痛快逃走アクション!

 アメリカ映画界で最も意欲的な作品を生み出す存在といえば、ポール・トーマス・アンダーソンの名を挙げたくなる。  1996年の『ハードエイト』で長編映画監督デビューを果たし、続く『ブギーナイツ』で絶賛を浴びる。以後『マグノ … 続きを読む 『ワン・バトル・アフター・アナザー』はP・T・アンダーソンの疾走感に溢れた痛快逃走アクション!

『プロセキューター』はドニー・イェン監督・主演の、アクションも網羅した法廷サスペンス。

 いつみても香港映画のアクションはやはり群を抜いている。現在、最も活躍しているスターはドニー・イェンということになろうか。1963年生まれの唯一無二の武術を極めたスターである。  生まれたのは広東州広州、2歳の時に香港に … 続きを読む 『プロセキューター』はドニー・イェン監督・主演の、アクションも網羅した法廷サスペンス。

『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』はおかしく、切なさもある、アンダーソン流コメディ!

 発表する作品が常にユニークで唯一無二。中毒になるほど惹かれる人もいる一方、まったく受け付けない人もいる。かのローリング・ストーン誌は「アンダーソンはアメリカ映画界のパクチーのような存在だ」と表現したとか。まことクセの強 … 続きを読む 『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』はおかしく、切なさもある、アンダーソン流コメディ!

『宝島』は沖縄の歴史を振り返りつつ紡ぐ、躍動感に溢れた青春群像ドラマ。

『るろうに剣心』シリーズで時代劇の殺陣に新風を吹き込み、いずれもヒットチャートに送り込んだ監督、大友啓史の意欲作である。  考えてみれば大友監督はNHKの出身。在籍時代に連続テレビ小説「ちゅらさん」や「ハゲタカ」、「龍馬 … 続きを読む 『宝島』は沖縄の歴史を振り返りつつ紡ぐ、躍動感に溢れた青春群像ドラマ。

『ヒックとドラゴン』はダイナミックで爽快感に満ちた実写ファンタジー!

 アニメーションの実写化はつい最近も『リロ&スティッチ』の成功例を目の当たりにしたが、オリジナルのアニメーションの持つイマジネーション、スケールをうまく実写化したものは決して多くない。アニメーションでは省略できる部分を、 … 続きを読む 『ヒックとドラゴン』はダイナミックで爽快感に満ちた実写ファンタジー!

『ベスト・キッド:レジェンズ』は1980年代の人気シリーズをもとにした青春武道アクション!

 アメリカ映画界はヒット作品を時代に呼応したかたちで復活させる。ヒット作品の骨格を踏襲しながら、現代的なアレンジを加える方式。スポーツ青春映画にこの方式を採用しているものが多い。  1984年に製作されてヒットを飛ばした … 続きを読む 『ベスト・キッド:レジェンズ』は1980年代の人気シリーズをもとにした青春武道アクション!

『バレリーナ:The World of John Wick』は問答無用、理屈抜きの痛快アクション !

 近年、アクション映画の成功例として目を引くのが、キアヌ・リーヴス主演の『ジョン・ウィック』シリーズだ。  全編、ただただ向かい来る敵を倒す、自らが生存するためのストーリーは回を重ねるごとにスケールが広がり、アクションも … 続きを読む 『バレリーナ:The World of John Wick』は問答無用、理屈抜きの痛快アクション !

『パルテノペ ナポリの宝石』はパオロ・ソレンティーノの美意識に彩られた女性の一代記。

 イタリア映画界で圧倒的な美意識と個性をアピールし、国際的な注目を集めるパオロ・ソレンティーノの新作がいよいよ劇場公開される。  第86回アカデミー外国語映画賞に輝いた2013年の『グレート・ビューティ 追憶のローマ』と … 続きを読む 『パルテノペ ナポリの宝石』はパオロ・ソレンティーノの美意識に彩られた女性の一代記。

『ランド・オブ・バッド』は現代の戦闘を垣間見せてくれる、迫力満点の戦争アクション!

 兵器、武器は日進月歩で進化し、ウクライナをみても戦闘が大きく様変わりしていることが分かる。ドローンや無人戦闘機が駆使され、戦いは戦地の兵士だけではない、遠く離れたコントロールルームでも行われている。  そうした近代戦の … 続きを読む 『ランド・オブ・バッド』は現代の戦闘を垣間見せてくれる、迫力満点の戦争アクション!

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は巨獣映画の原点に還ったサスペンス満点の超大作!

 マイケル・クライトンの原作をスティーヴン・スピルバーグが手掛けて世界的なヒットを記録した『ジュラシック・パーク』が発表されたのは1993年のこと。太古の琥珀に封じ込められたDNAから遺伝子工学を駆使して恐竜を蘇らせると … 続きを読む 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は巨獣映画の原点に還ったサスペンス満点の超大作!

by Takaki Inada