『正体』は藤井道人監督による。リアルでスリリングなサスペンス・エンタテインメント!
近年、日本映画の製作本数の数の多さに驚かされる。すべてを鑑賞するのは容易なことではなく、勢い選ぶことになってしまうのだが、新作が出るたびに気になって足を運ぶ存在も少なくない。藤井道人もその一人である。 2014年に公 … 続きを読む 『正体』は藤井道人監督による。リアルでスリリングなサスペンス・エンタテインメント!
近年、日本映画の製作本数の数の多さに驚かされる。すべてを鑑賞するのは容易なことではなく、勢い選ぶことになってしまうのだが、新作が出るたびに気になって足を運ぶ存在も少なくない。藤井道人もその一人である。 2014年に公 … 続きを読む 『正体』は藤井道人監督による。リアルでスリリングなサスペンス・エンタテインメント!
日本では未だシネマコンプレックスを中心にした映画興行で推移しているが、アメリカのメジャー映画社は茶の間で鑑賞できる“配信”を軸に形態を変えはじめてきた。経費のことを考えても、配信は安価で済む。経済優先と考えれば、映画各 … 続きを読む 『チネチッタで会いましょう』は映画を愛する人々が感涙する、ナンニ・モレッティらしい知的コメディ。
ふりかえれば、1987年の終わり頃だった。初めてリドリー・スコットにインタビューをすることになった。そのとき彼は落ち込んでいた。『エイリアン』と『ブレードランナー』は持ち上げられたのだが、『レジェンド/光と闇の伝説』が … 続きを読む 『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』は壮大にしてパワフル、手に汗握る歴史アクション大作!
アメリカ映画界が次の世代になった感がしたのは、アイヴァン・ライトマンの息子、ジェイソンの登場だった。『サンキュー・スモーキング』や『マイレージ、マイライフ』といった、父とは異なるビターなコメディで才能を示し、父が身体を … 続きを読む 『レッド・ワン』はクリスマスにふさわしい、痛快、豪華、スケールの大きなアクション・アドベンチャー!
群像劇の面白さは個性豊かな登場人物が織りなす葛藤、思いもよらぬ展開にある。普段はおよそ縁のない人間たちが最後は英雄的行動に走るストーリーは、分かっていても惹きつけられる。洋画で言えば『特攻大作戦』、邦画では『七人の侍』 … 続きを読む 『十一人の賊軍』は集団抗争時代劇のパワーが漲る、最後まで予断を許さないアクション大作!