『トラッシュ!‐この街が輝く日まで‐』は、いかにも英国作品らしい、心弾む少年冒険物語!
これまで手がけたすべての作品がアカデミー賞にノミネートされている存在となると、まずスティーヴン・ダルドリーが頭に浮かぶ。第1作となった2000年の『リトル・ダンサー』では監督賞を含む3部門、続く『めぐりあ … 続きを読む 『トラッシュ!‐この街が輝く日まで‐』は、いかにも英国作品らしい、心弾む少年冒険物語!
これまで手がけたすべての作品がアカデミー賞にノミネートされている存在となると、まずスティーヴン・ダルドリーが頭に浮かぶ。第1作となった2000年の『リトル・ダンサー』では監督賞を含む3部門、続く『めぐりあ … 続きを読む 『トラッシュ!‐この街が輝く日まで‐』は、いかにも英国作品らしい、心弾む少年冒険物語!
アルノー・デプレシャンはフランス映画界のなかでも常に気になる存在だ。1992年の『魂を救え!』を皮切りに、傑作の『そして僕は恋をする』や『エスター・カーン めざめの時』、『キングス&クイーン』に2008年 … 続きを読む 『ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して』は、名匠アルノー・デプレシャンがふたりの男の心の軌跡を紡いだ注目作。
2011年に製作された『最強のふたり』は頸椎損傷の大富豪とスラム出身のアフリカ系青年の絆を、ユーモラスを交えて描き、東京国際映画祭では東京サクラグランプリと最優秀男優賞を受賞。凱旋したフランスで劇場公開さ … 続きを読む 『サンバ』は、ヒット作『最強のふたり』の監督と主演者が再び手を組んだ、ペーソスに満ちた大都会のドラマ。
今年の洋画の話題は何といっても『アナと雪の女王』の超ヒットだろう。なにせ興行収入が259.2憶円。歴代ランキングでは『千と千尋の神隠し』、『タイタニック』に次いで3位にランクしたのだから恐れ入る。近年、洋 … 続きを読む 『ベイマックス』は日本のポップカルチャーに対する愛で貫かれた、王道のディズニー・アニメーション!
ピーター・ジャクソンの心血を注いだ労作『ホビット』3部作がいよいよ完結を迎える。 考えてみれば、ジャクソンのこの20年間は文字通りJ.R.R.トールキン作品の映像化に費やした日々だった。 映像化は困難とい … 続きを読む 『ホビット 決戦のゆくえ』は、ピーター・ジャクソンの愛と情熱が込められたファンタジー超大作完結編!
アメリカ本国で絶賛されたサスペンス・ミステリー。アカデミー賞ノミネーションを確実視する人がいるほどで、見る者の好き嫌いの激しいデヴィッド・フィンチャー作品としては、異例のヒットを飾ったことでも話題になって … 続きを読む 『ゴーン・ガール』は、デヴィッド・フィンチャーの個性が活きた、ウィットに富んだサスペンス・ミステリー快作!
近年、戦争映画といわれて頭に浮かぶのが、ソマリア内戦のアメリカ軍事作戦の失敗を再現したリドリー・スコット作品『ブラックホーク・ダウン』や、イラク戦争時の爆発物処理班兵士の任務をジリジリするような緊張感で描 … 続きを読む 『フューリー』は戦車の迫力を前面に押し出した、ブラッド・ピット主演のバトル・アクション大作!
『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』からなる“バットマン3部作”を生みだしたことで、クリストファー・ノーランに対する認知度は一躍、高まった。しかも、3部作の間に『プレス … 続きを読む 『インターステラー』は、クリストファー・ノーランがメガフォンをとった、期待を裏切らないハードSF超大作!
コマーシャルなどでよく見かけるがごとく、おばちゃんが登場する映像はどこかコミカルにつくられている。中年になって遠慮がなくなった感を漂わせながらの行動、仕草が見る者の苦笑を呼ぶわけで、殺虫剤や防虫剤などの映 … 続きを読む 『滝を見にいく』は個性豊かなおばちゃんたちが織りなす、ユニークな冒険コメディ!
今年2月に開催されたベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いた作品の登場だ。監督のリチャード・リンクレイターにとっては、この受賞が1995年に発表した『恋人までの距離(ディスタンス)』に続く2度目の栄誉 … 続きを読む 『6才のボクが、大人になるまで』はフィクションとして稀な試みの、12年の歳月をかけて撮影した少年の成長物語。