「新作紹介」カテゴリーアーカイブ

『アメリカン・ユートピア』はデイヴィッド・バーンのステージをスパイク・リーが映像に仕立てた素敵な音楽映画!

 デイヴィッド・バーンといえば、伝説的バンド“トーキング・ヘッズ”のフロントマンのイメージが鮮烈に記憶に残っている。卓抜した音楽センスと鋭い批評精神のもとでユニークなナンバーを次々と生み出し、1980年代の音楽シーンを牽 … 続きを読む 『アメリカン・ユートピア』はデイヴィッド・バーンのステージをスパイク・リーが映像に仕立てた素敵な音楽映画!

『るろうに剣心 最終章 The Final』はダイナミックな殺陣と怒涛のアクションに彩られた痛快時代劇!

 圧巻のアクションとスピーディな殺陣に彩られた『るろうに剣心』は2012年に登場するや、日本のみならず海外でも大きな反響を呼んだ。旧来の時代劇とは一線を画すダイナミズムと痛快さをとことん推し進めた姿勢が歓迎されたのだ。 … 続きを読む 『るろうに剣心 最終章 The Final』はダイナミックな殺陣と怒涛のアクションに彩られた痛快時代劇!

『AVA/エヴァ』はジェシカ・チャスティンが暗殺者に扮したユニークでスリリングなアクション快作!

「美しき暗殺者」というフレーズはリュック・ベッソン作品『ニキータ』の頃から幾つもあって、数多くのグラマラスなクールビューティがアクションに挑んできた。そのすべてが成功したわけではないが、ヴィジュアル・インパクトの強さゆえ … 続きを読む 『AVA/エヴァ』はジェシカ・チャスティンが暗殺者に扮したユニークでスリリングなアクション快作!

アンモナイトの目覚め』は感情を揺さぶられる、美しくも抒情的なラブストーリー。

 現在、際立った活動をみせる女優ふたりが競演した、リアルで官能的な愛の物語の登場である。  片や『いつか晴れた日に』でアカデミー賞女優助演賞にノミネートされて以来、『タイタニック』をはじめ、『アイリス』、『エターナル・サ … 続きを読む アンモナイトの目覚め』は感情を揺さぶられる、美しくも抒情的なラブストーリー。

『21ブリッジ』はチャドウィック・ボーズマンがニューヨークの刑事を演じた、ハードボイルド・アクション!

 2020年8月28日、チャドウィック・ボーズマンが死去した。  まだ43歳の若さ、キャリア的にもまだこれからさらに上昇の一途というときだったから、訃報はただただ衝撃だった。  ふりかえればボーズマンの作品はいずれも注目 … 続きを読む 『21ブリッジ』はチャドウィック・ボーズマンがニューヨークの刑事を演じた、ハードボイルド・アクション!

『騙し絵の牙』は大泉洋の個性が光る、出版業界を背景にした痛快“騙しあい”エンターテインメント!

 1996年10月に開始された北海道の伝説的テレビ番組「水曜どうでしょう」で、当時学生だった大泉洋はたちまち注目された。  へこたれない、口の減らない個性といえばいいか、当時は決して美男ではない、うらなり的容姿が妙に忘れ … 続きを読む 『騙し絵の牙』は大泉洋の個性が光る、出版業界を背景にした痛快“騙しあい”エンターテインメント!

『映画モンスターハンター』は大人気のゲームを大画面に焼きつけた問答無用の超アクション!

 人気テレビゲームの実写映画化はこれまで何度も試みられてきたが、成功した例はあまり多くない。最大のヒットは何といってもシリーズ化されて全6作がヒットを飾った『バイオハザード』だろうか。原作のイメージをくみ取りつつ、映画な … 続きを読む 『映画モンスターハンター』は大人気のゲームを大画面に焼きつけた問答無用の超アクション!

『ミナリ』は、韓国系アメリカ人が自らの大地を得るために苦闘する姿を描いた、静かな感動を呼ぶ秀作。

 2021年2月28日(現地時間)に発表されたゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を獲得した作品である。  現在、最も意欲的なアメリカ映画を送り出すスタジオA24とブラッド・ピット率いるPLAN Bがタッグを組んだアメリ … 続きを読む 『ミナリ』は、韓国系アメリカ人が自らの大地を得るために苦闘する姿を描いた、静かな感動を呼ぶ秀作。

『ブレイブ‐群青戦記‐』は高校生が現代から戦国時代にタイムスリップする、問答無用のSFアクション!

 コミックの映画化はもはや目新しいことではなくなった。作品の認知度が高く、アイデアに優れているとならば、映画会社が取り上げるのは当然の理。ましてヴィジュアルのイメージも出来ているのだから、小説やオリジナル・ストーリーより … 続きを読む 『ブレイブ‐群青戦記‐』は高校生が現代から戦国時代にタイムスリップする、問答無用のSFアクション!

『DAU.ナターシャ』は1950年代のソヴィエト連邦の記憶を驚くべき手法で再現した超怪作!

 映画は映像に“世界”を構築する表現だ。  語られるさまざまなストーリーに即して相応しい意匠の世界が映像に焼きつけられる。無声映画の昔から、こだわりのある製作者や監督であればあるほど、セットに凝り、本物らしさを求めた。そ … 続きを読む 『DAU.ナターシャ』は1950年代のソヴィエト連邦の記憶を驚くべき手法で再現した超怪作!