[マリー・ミー』は『ノッティングヒルの恋人』をほうふつとする、スターと平凡な男との 身分違いのラヴストーリー。

 現在、世界は格差が広がり、分断の溝はさらに深まっている。人々はSNSなどによって他者と繋がっているように見えて、孤独感、疎外感は高まる一方だ。こんな時代だからこそ、夢のようなラヴストーリーに酔いしれてみたくなる。格差が … 続きを読む [マリー・ミー』は『ノッティングヒルの恋人』をほうふつとする、スターと平凡な男との 身分違いのラヴストーリー。

『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』はスリリングで痛快な人気アニメーション最新作!

 テレビで実力と人気を蓄え、劇場用映画で大ヒットを飛ばす。現在、スクリーンを賑わすアニメーションの多くがこの道を歩んでいる。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」、そして「名探偵コナン」は(コロナ禍で作品公開が延びた例外 … 続きを読む 『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』はスリリングで痛快な人気アニメーション最新作!

『親愛なる同志たちへ』はアンドレイ・コンチャロフスキーが生々しく振り返るソ連時代の圧殺事件!

第77回ヴェネチア国際映画祭において審査員特別賞に輝いた作品である。  なにより目を引いたのは監督にアンドレイ・コンチャロフスキーの名があったことだ。彼はロシアがソビエト社会主義共和国連邦だった1960年代から活動し、『 … 続きを読む 『親愛なる同志たちへ』はアンドレイ・コンチャロフスキーが生々しく振り返るソ連時代の圧殺事件!

『アネット』はレオス・カラックスの絢爛たるダークファンタジー・ロック・オペラ!

 2021年のカンヌ国際映画祭のオープニングに選ばれ、監督賞にも選ばれた作品である。  監督はレオス・カラックス。その名を聞くと食指を伸ばす人も少なくないだろう。1983年に長編第1作、『ボーイ・ミーツ・ガール』で熱い注 … 続きを読む 『アネット』はレオス・カラックスの絢爛たるダークファンタジー・ロック・オペラ!

『ナイトメア・アリー』はギレルモ・デル・トロのこだわりの映像にしびれるフィルムノワール。

 メキシコ映画界には、アルフォンソ・キュアロンやアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど、アメリカのアカデミー賞を賑わす個性豊かな監督が数々存在するが、ギレルモ・デル・トロも注目されるべき存在だ。  特撮メイクのスタッ … 続きを読む 『ナイトメア・アリー』はギレルモ・デル・トロのこだわりの映像にしびれるフィルムノワール。

『ベルファスト』はケネス・ブラナーがモノクローム映像に想いを込めた、美しき“我が故郷・家族の記”。

 ケネス・ブラナーには“シェークスピア俳優”のイメージがついてまわる。「ローレンス・オリヴィエの再来」と呼ばれたことも影響しているし、なにより初監督・主演作が『ヘンリー五世』だったことが大きい。『から騒ぎ』や『ハムレット … 続きを読む 『ベルファスト』はケネス・ブラナーがモノクローム映像に想いを込めた、美しき“我が故郷・家族の記”。

『SING/シング:ネクストステージ』は題名そのままに、歌うことの喜びを貫いた大ヒット・アニメーション第2弾!

『ミニオンズ』や『ペット』などのヒット作で知られるイルミネーション・エンターテインメントは、現在、もっとも注目に値するアニメーションスタジオだ。  生み出されるキャラクターが可愛いのはもちろんのこと、なによりもアイデア、 … 続きを読む 『SING/シング:ネクストステージ』は題名そのままに、歌うことの喜びを貫いた大ヒット・アニメーション第2弾!

『余命10年』は好もしい描写と演技に彩られた、切ない愛の物語。

 題名を見れば、涙なくしてはみられない作品であることは容易に想像がつく。「余命」ということは、その後に死が待ち構えていること。普通であれば、あまり食指が伸びない。  だが本作は例外である。なにせ『新聞記者』で日本アカデミ … 続きを読む 『余命10年』は好もしい描写と演技に彩られた、切ない愛の物語。

『ゴヤの名画と優しい泥棒』は往年のイギリス喜劇をほうふつとする、温もりがあって風刺の効いたコメディ。

 ロジャー・ミッシェルが2021年9月22日に逝去していた。あまりニュースが広まらなかった気がするが、まだ65歳の若さでの急逝。死因も伝わってきていない。コメディの旗手として活躍していただけに、何とも惜しまれる限りだ。本 … 続きを読む 『ゴヤの名画と優しい泥棒』は往年のイギリス喜劇をほうふつとする、温もりがあって風刺の効いたコメディ。

『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』はいかにも英国らしい、嘘のような第二次大戦秘話。

“事実は小説より奇なり”ということばがあるが、フィクションでも発想しないようなことが、現実では間々起こる。とりわけ、戦争などの非常時には、世界全体が冷静ではないために、平時には考えられないことが起こりうる。  本作が描き … 続きを読む 『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』はいかにも英国らしい、嘘のような第二次大戦秘話。

by Takaki Inada