『ライド・オン』は、ジャッキー・チェンがスタントマンの活躍を称えた人情アクション!
香港映画が隆盛を極めたのは1980年代から1990年代にかけてのことだ。まず先立つ1970年代にキン・フーの時代劇、ブルース・リーの作品が世界に香港映画の存在を知らしめ、アクション、スタントの特異性を認知させた。 さ … 続きを読む 『ライド・オン』は、ジャッキー・チェンがスタントマンの活躍を称えた人情アクション!
香港映画が隆盛を極めたのは1980年代から1990年代にかけてのことだ。まず先立つ1970年代にキン・フーの時代劇、ブルース・リーの作品が世界に香港映画の存在を知らしめ、アクション、スタントの特異性を認知させた。 さ … 続きを読む 『ライド・オン』は、ジャッキー・チェンがスタントマンの活躍を称えた人情アクション!
第76回カンヌ国際映画祭でもグランプリを手中に収め、第96回アカデミー賞国際長編映画賞に輝いた本作は、改めて人間という存在を考えさせられる。仮借なく捉えた点で突出した作品である。ここまで静かに、徹底的に恐怖を極めた作品 … 続きを読む 『関心領域』は真の恐怖に慄然とさせられる、ホロコーストをテーマにした静かな人間ドラマ。
アメリカ映画をはじめとする洋画が配信に舵を切ったせいか、プロモーションの変化とともに興業はパワーを失い、一方で日本映画の数は増え続けている。作品の増加とともに内容も多様化し、個性に富んだ監督たちも活躍の場を得ている。 … 続きを読む 『碁盤斬り』は、個性派監督・白石和彌が草彅剛主演で挑んだ初の時代劇!
最近はコンプライアンスの問題で、心の底から笑えるコメディが少なくなってきた。滑稽さを笑う、他者を笑うという行為はますます制約されてきている。最近ではカリカチュアされたアニメーションの世界ぐらいしか心置きなく笑えない。 … 続きを読む 『恋するプリテンダー』はオーストラリアを舞台にした無邪気で憎めないラヴ・コメディ。
エドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』や『カップルズ』、ホウ・シャオシェンの『黒衣の刺客』、ウォン・カーウァイの『ブエノスアイレス』、そしてアン・リーの『グリーン・デスティニー』。さらにドゥニ・ヴィルヌーヴの『デュー … 続きを読む 『青春18×2 君へと続く道』は好もしさに満ちた青春ラブストーリー。
大画面いっぱいに巨大なモンスターが暴れまくり、破壊の限りを尽くす。理屈を超えてぶち壊す快感に浸れる、こういう作品は洋邦を問わず大きな動員が期待される。本作はただひたすらモンスターたちの暴れぶりが嬉しくなる作品だ。 時 … 続きを読む 『ゴジラxコング 新たなる帝国』は巨獣たちが組んずほぐれつ、痛快に暴れまくる一大娯楽作!
山形国際ドキュメンタリー映画祭は1989年から現在に至るまで隔年で開催され、多くのドキュメンタリーの映画人を紹介してきた。フレデリック・ワイズマンやロバート・クレイマー、エロール・モリス、ジョン・ジョストなどの匠たちを … 続きを読む 『青春』は中国のドキュメンタリーの匠、ワン・ビンが描く、長江下流域浙江省の工場の青春群像。
世襲と思われるほど、近年では映画界でも有名人の息子、娘世代の活動が目立つ。女性でもっとも有名な存在といえば、ここで紹介するソフィア・コッポラということになるか。 父親が『ゴッドファーザー』三部作や『地獄の黙示廊』でア … 続きを読む 『プリシラ』はソフィア・コッポラの個性に貫かれた、愛らしいリアル・ラブストーリー。
昭和の時代をふりかえると、テレビ番組のなかで大きな人気を博しているもののひとつがプロレス中継だった。街頭テレビに人が群がった昔から、プロレス中継に熱狂する人は多かった。 ひとつには力道山が確立した図式に観客がハマった … 続きを読む 『アイアンクロー』はアメリカを代表するプロレス・ファミリーの確執を描いた人間ドラマ。
2020年に公開された前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は、シリーズ生みの親であるアイヴァン・ライトマンから息子のジェイソン・ライトマンが引き継いだという意味で画期的だった。 ジェイソンは父と異なり、『サンキ … 続きを読む 『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は故郷ニューヨークに戻ったシリーズ最新作!