スパイを主人公にした痛快アクション映画といえば、イアン・フレミング創出し現在も続くジェームズ・ボンドのシリーズを筆頭に、マイケル・ケインを世に送り出したレン・デントン原作のハリー・パーマー・シリーズ、ジェ … 続きを読む 『キングスマン』は往年のスパイ映画に目配せした、痛快度100％のスパイ・アクション！ →

  “事実は小説より奇なり”ということばもあるが、コピーに“実話の映画化”というフレーズが書かれた作品は“現実に起こったこと”としての興味からか、より注目度が高い。このフレーズで絵空事ではないという認識が生まれ … 続きを読む 『わたしに会うまでの1600キロ』は砂漠や荒野を歩くことで人生をリセットした女性の実話。 →

  　近年、捏造記事や“やらせ”映像をはじめ、メディアの行き過ぎた報道に対して反発が強まっている。とりわけ、映像メディアが氾濫する時代となって以降、情報を受ける側の嗜好もエスカレートしていき、勢い、現場ではセン … 続きを読む 『ナイトクローラー』は、ロサンゼルスの報道パパラッチに材をとった傑作サスペンス！ →

  　今年は終戦から70年。各メディアはとりわけ終結した８月に、戦争を顧みる企画を集中させている。映画、番組、雑誌や新聞の特集と、それぞれ内容の良し悪しはあれども過去の愚行をみつめなおすいい機会であることは確か … 続きを読む 『あの日のように抱きしめて』は、男と女の切ない情が際立つ愛のノワール。 →

  　トム・クルーズは映画人として秀でた存在だと、つくづく思う。　なによりもセルフ・プロデュース術に長け、スター俳優としてのセールス・ポイントを常に更新し続けている。一方で『マグノリア』や『ワルキューレ』、『ロ … 続きを読む 『ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション』はトム・クルーズの意地が際立つアクション快作！ →

  　マイケル・クライトンの原作小説をもとに、スティーヴン・スピルバーグが映画化した『ジュラシック・パーク』は、1993年に公開されて世界的なヒットを飾った。恐竜を遺伝子工学で蘇らせるというアイデアの妙とあいま … 続きを読む 『ジュラシック・ワールド』は映画の原点に立ち戻って、ひたすら驚かせ、興奮させるパニック・アクション！ →

  　アニメーションが人気を博するためには、練り込んだストーリーや映像のクオリティの高さもあるが、なにより登場するキャラクターが魅力的なこと。ここに尽きる。　もちろん、颯爽としたヒーローやヒロイン、際立った悪党 … 続きを読む 『ミニオンズ』はキュートなキャラクターのおバカなギャグが楽しいアニメーション！ →

  　もはやコミックのファンでなくとも認知されている諌山創が生み出したダークファンタジー、「進撃の巨人」の実写映画版の登場である。　なにせ原作は全世界累計発行部数5000万部を突破するなど爆発的人気を誇り、アニ … 続きを読む 『進撃の巨人　ATTACK ON TITAN』はカリスマ的人気を誇るコミックの実写映画版、２部作の第１弾！ →

  　1995年に『トイ・ストーリー』で先鞭をつけて以来、ピクサー・スタジオは常にCGアニメーションを牽引してきた。　今年で20周年ということになる。これまでに14本の長編作品を生み出してきたが、いずれの作品も … 続きを読む 『インサイド・ヘッド』はピクサー・スタジオ長編アニメーション製作20周年の感動冒険作！ →

  　シリーズものは作品を重ねるにつれて設定に縛られる。第１作で登場人物や活躍する世界が決められると、２作目以降は新鮮な筋立てを求めて知恵を絞り、より厳密な設定を課すことになるからだ。ジェームズ・キャメロンが1 … 続きを読む 『ターミネーター：新起動／ジェニシス』は、シュワルツェネッガーの当たり役復活に拍手する痛快編！ →