「新作紹介」カテゴリーアーカイブ

『渇きと偽り』は干ばつに苦しむオーストラリア農業地帯を背景にした本格ミステリー快作。

 英国推理作家協会(CWA)の最優秀長編賞ゴールド・ダガー賞に輝いた、オーストラリア発のミステリー映画化である。  原作者のジェイン・ハーパーは英国のマンチェスター生まれでオーストラリアに移住。ジャーナリストの経験を経て … 続きを読む 『渇きと偽り』は干ばつに苦しむオーストラリア農業地帯を背景にした本格ミステリー快作。

『クリーン ある殺し屋の献身』は寡黙な主人公が過去の話題作のヒーローを想起させるクライム・アクション!

 近年、アメリカでも格差が広がり、大都会はそれこそさまざまな階層の人々がひしめき合い、互いに牙をむきあう状況が生まれている。先の見込みのない閉塞状況は今や世界的な問題。アメリカはそれが顕著に表れる。こうなると、もはやアメ … 続きを読む 『クリーン ある殺し屋の献身』は寡黙な主人公が過去の話題作のヒーローを想起させるクライム・アクション!

『グッバイ・クルエル・ワールド』はクズばっかりのキャラクターが織りなすクライム・エンターテインメント!

 ワケアリの男たちが集って犯罪を企てるという、もはや定番と化した展開は、古くはフランスやアメリカで多くつくられ、香港ノワールとして盛り上がった時期もあった。決定打はクエンティン・タランティーノがオフビートに復活させたこと … 続きを読む 『グッバイ・クルエル・ワールド』はクズばっかりのキャラクターが織りなすクライム・エンターテインメント!

『人質 韓国トップスター誘拐事件』はリアルで手に汗握る、本格派サスペンス・アクション!

 実在の俳優が自分自身を演じる趣向はこれまでもないわけでもない。ただどちらかといえばお遊び的な設定で、俳優自身の生活にリアルに立ち入るケースはほとんどなかった。  俳優だって素顔は知られたくないものだし、それを嘘くさくな … 続きを読む 『人質 韓国トップスター誘拐事件』はリアルで手に汗握る、本格派サスペンス・アクション!

『ブレット・トレイン』は日本のベストセラー小説をアメリカ風に映画化した、ハチャメチャ痛快アクション!

 日本で抜群の人気を誇る作家、伊坂幸太郎の小説は、映像意欲をそそるのか数多く映画化されてきた。『ゴールデンスランバー』などは日本ばかりか、韓国でも映画化されて高い評価を受けた。知的な面白さ、ユーモアに富んでいて、文章に軽 … 続きを読む 『ブレット・トレイン』は日本のベストセラー小説をアメリカ風に映画化した、ハチャメチャ痛快アクション!

『彼女のいない部屋』は監督としてのマチュー・アマルリックの素晴らしさを堪能できる哀切の作品。

 マチュー・アマルリックの存在を意識したのは、アルノー・デプレシャンの『そして僕は恋をする』からだった。1992年にカンヌ国際映画祭で『魂を救え!』に衝撃を受けて以来、デプレシャンに注目してきたので、アマルリックに着目し … 続きを読む 『彼女のいない部屋』は監督としてのマチュー・アマルリックの素晴らしさを堪能できる哀切の作品。

『キングメーカー 大統領を作った男』は韓国の政治家と選挙の実態を描いてグイグイと惹きこまれる面白さ!

 日本では現在、国会議員とカルト宗教のつながりがメディアを賑わしている。  政治家というものは、選挙の票を集めるためなら悪魔とも手を結ぶそうだから、さして驚くことではないが、カンタンに証拠を握られるなんてやり方があまりに … 続きを読む 『キングメーカー 大統領を作った男』は韓国の政治家と選挙の実態を描いてグイグイと惹きこまれる面白さ!

『L.A.コールドケース』は実在のラッパー殺人事件を題材にしたスリリングなクライム・サスペンス。

 ジョニー・デップと言われて容姿の思い浮かばない映画ファンはいないだろう。最近は元妻アンバー・ハードとの裁判沙汰ばかりが話題となっているが、間違いなくアメリカ映画界を代表するスターである。  精力的に活動する、同世代のト … 続きを読む 『L.A.コールドケース』は実在のラッパー殺人事件を題材にしたスリリングなクライム・サスペンス。

『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』はアトラクション・ムーヴィーの醍醐味を満喫させるシリーズ最終編。

 作家でもあり映画監督の経験のあるマイケル・クライトンと、ヒットメーカーのスティーヴン・スピルバーグが協力した『ジュラシック・パーク』は1993年に公開されるや、世界的なヒットを挙げた。スピルバーグの演出力とクライトンの … 続きを読む 『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』はアトラクション・ムーヴィーの醍醐味を満喫させるシリーズ最終編。

『ゴーストブック おばけずかん』は監督・山崎貴が原点に戻った、ワクワクする冒険ファンタジー!

『ALWAYS 三丁目の夕日』3部作の成功によって、山崎貴は監督として高く評価された。過去の時代を異世界として捉え、無邪気に構築する手法が新鮮だったことが大きい。ただ山崎監督の本質はあくまでもSF・ファンタジー志向にあっ … 続きを読む 『ゴーストブック おばけずかん』は監督・山崎貴が原点に戻った、ワクワクする冒険ファンタジー!