『マーヴィーラン 伝説の勇者』は、インド映画ならではの唄と踊り、アクション、社会風刺に満ちた一大娯楽作!
インド映画もすっかり日本に定着した感がある。長い上映時間いっぱいに観客を楽しませるべくあの手この手を網羅。分かりやすいドラマ展開のもと、アクション、スタント、歌と踊りまでふんだんに盛り込む。必然的に上映時間が長くなるわ … 続きを読む 『マーヴィーラン 伝説の勇者』は、インド映画ならではの唄と踊り、アクション、社会風刺に満ちた一大娯楽作!
インド映画もすっかり日本に定着した感がある。長い上映時間いっぱいに観客を楽しませるべくあの手この手を網羅。分かりやすいドラマ展開のもと、アクション、スタント、歌と踊りまでふんだんに盛り込む。必然的に上映時間が長くなるわ … 続きを読む 『マーヴィーラン 伝説の勇者』は、インド映画ならではの唄と踊り、アクション、社会風刺に満ちた一大娯楽作!
不条理な怖さというのがある。自分が突然、出口のない状況に追い込まれてしまい、理由も分からないままに懸命にあがく。深い沼に叩き込まれた状態といえばいいか。ただやみくもに手足をばたつかせるしかない。理由など考える余裕もない … 続きを読む 『DROP/ドロップ』は豪華なレストランで展開する緊迫感満点のサスペンス!
消防士と救急隊員を描いた作品は、人命優先、犠牲的献身を厭わないキャラクターに設定されていると、素直に称えたくなる。他者を救うために自らを投げうつのはまさにヒロイズムそのもの。理屈抜きにストーリーに入り込んでいける。たと … 続きを読む 『アスファルト・シティ』はニューヨークの救急医療現場をリアルに描き出したスリリングな人間ドラマ。
フランシス・フォード・コッポラの名を聞けば、ただちに『ゴッドファーザー』〈1972〉や『ゴッドファーザーPARTⅡ』(1974)、『カンバセーション…盗聴…』〈1974〉に『地獄の黙示録』〈1979〉などの作品が頭に浮 … 続きを読む 『メガロポリス』はフランシス・フォード・コッポラが映画化を熱望し続けた近未来叙事詩!
名作アニメーションを実写化する試みはもはや定番と化しつつある。アニメーションで成立していた世界を実写化することで、新たな可能性を導き出すつもりなのか。近年、CGなどの技術が目覚ましいなか、実写化はさらに可能となり、現実 … 続きを読む 『リロ&スティッチ』はディズニーらしい、実写になったキュートな家族の絆ストーリー。
どんなに魅力的なストーリーでも、演じる俳優の個性によって仕上がりは大きく変わってくる。いうまでもなくキャスティングは作品の魅力に大きく影響する。近年は、輝きをもったスターはめっきり少なくなったが、その分、個性を前面に押 … 続きを読む 『We Live in Time/この時を生きて』は愛しさと切なさが沁みる愛の物語。
今やトム・クルーズは、かつてのジャッキー・チェンのようにアクション・ヒーローの代名詞になってしまった。今度はどんなスタントを見せてくれるのか。常に期待を持たせ、それを上回る仕掛けで驚かせてくれる。とりわけ『ミッション: … 続きを読む 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』はトム・クルーズによる超絶アクション大作!
「怖いもの見たさ」に応えるのはホラーの王道だが、期待を超えた作品はそれほど多くない。ホラーを見慣れてくると、恐怖の限界点がある程度把握できるようになってくるのだが、本作は違った。 軽々と限界点を超え、しかもメッセージ性 … 続きを読む 『サブスタンス』は暴走する展開に唖然とさせられる、狂気のエンターテインメント!
近年、膨大な映画人口を背景に中国エンターテインメントの躍進が目立つ。政府の政策に沿った愛国高揚、勧善懲悪的な作品が次々と大ヒットを記録。今更ながらに中国本土の映画人口の多さに舌を巻く。 こうした動きとは対照的にインデ … 続きを読む 『新世紀ロマンティクス』は地方に生きる中国庶民を見つめてきたジャ・ジャンクーの集大成作。
以前、英国人俳優にインタビューするたびに、俳優としての誇りについて尋ねることにしていた。彼らは一様に「役を選ばない」、「どんな役でも演じられる」ことを身上としていた。つまりはどんな役が来ようとも、演じ切れるだけのスキル … 続きを読む 『クィア/QUEER』はダニエル・クレイグの怪演が嬉しい、ウィリアム・バロウズの傑作映画化。