『イーダ』は、かつてのポーランド映画黄金期作品の心を継承した、少女の成長を描いたロード・ムービー。

     最近は公開される機会が少ないが、ポーランド映画といわれてまず頭に浮かぶのが、アンジェイ・ワイダの『地下水道』(1957)や『灰とダイヤモンド』(1958)、『夜の終わりに』(1961)。アン … 続きを読む 『イーダ』は、かつてのポーランド映画黄金期作品の心を継承した、少女の成長を描いたロード・ムービー。

『GODZILLA ゴジラ』は日本発の怪獣が縦横に暴れまくる、アメリカ映画得意の3Dスペクタクル・アクション超大作!!

   1954年にスクリーンに登場し、強烈なインパクトを残したゴジラは、間違いなく日本を代表する怪獣である。このキャラクターを中心にした日本映画は2004年までに28を数え、その雄姿は日本人の心に鮮烈に焼きつい … 続きを読む 『GODZILLA ゴジラ』は日本発の怪獣が縦横に暴れまくる、アメリカ映画得意の3Dスペクタクル・アクション超大作!!

『思い出のマーニー』は、スタジオジブリが”ポスト宮崎駿”の思いを込めて挑んだファンタジー。

   2013年、日本映画を牽引してきたスタジオジブリは、大きな転換を迎えることになった。長年、同スタジオとともに作品を送り出してきた匠、宮崎駿が『風立ちぬ』を最後に長編作品からの引退を発表。一方で、同じく功労 … 続きを読む 『思い出のマーニー』は、スタジオジブリが”ポスト宮崎駿”の思いを込めて挑んだファンタジー。

『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』は、伝説のレコーディング・スタジオに焦点を当てた素敵な音楽ドキュメンタリー!

   2012年の『シュガーマン 奇跡に愛された男』、2013年の『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』と、アカデミー長編ドキュメンタリー部門は2年連続で音楽を扱ったドキュメンタリーに賞を与えている。アメリカ … 続きを読む 『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』は、伝説のレコーディング・スタジオに焦点を当てた素敵な音楽ドキュメンタリー!

『消えた画 クメール・ルージュの真実』は、監督リティ・パニュが自らの記憶をユニークなかたちで再現した、繊細な傑作!

   日本ではそれほど広く知られているわけではないが、リティ・パニュは間違いなくカンボジアを代表する映画監督である。 パリの高等映画学院(IDHEC)で学んだこともあって、まずヨーロッパで才能を認められ、199 … 続きを読む 『消えた画 クメール・ルージュの真実』は、監督リティ・パニュが自らの記憶をユニークなかたちで再現した、繊細な傑作!

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は日本のライトノベルをパワフルに映像化した、トム・クルーズ最新主演作。

   アメリカで人気を誇る俳優は数々いるが、ことプロデューサー的な資質に関してはトム・クルーズが群を抜いて秀でている。自分の俳優としての能力を把握しきった上で、常に意欲的に作品を選択。『ミッション:インポッシブ … 続きを読む 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は日本のライトノベルをパワフルに映像化した、トム・クルーズ最新主演作。