inadatakaki のすべての投稿

1948年生まれ。映画解説者  雑誌の編集から原稿をを書くようになり、現在に至る。

『セッション』は圧巻のラストにひたすら拍手したくなる、スリリングな音楽ドラマ。

   サンダンス映画祭では観客賞とグランプリをダブル受賞し、ゴールデン・グローブ賞では助演男優賞に輝く。アカデミー賞においては作品・助演男優・脚色・編集・音響(調整)の5部門にノミネート、J・K・シモンズの助演 … 続きを読む 『セッション』は圧巻のラストにひたすら拍手したくなる、スリリングな音楽ドラマ。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、賞レースを総なめにしたシニカルなコメディ傑作!

   第87回アカデミー賞で9部門にノミネート、作品、監督、脚本、撮影の4部門に輝いた話題作の登場である。ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞、脚本賞を獲得するなど、数々の賞を手中に収めていたので、アカデミーを賑 … 続きを読む 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、賞レースを総なめにしたシニカルなコメディ傑作!

『ジュピター』は、ウォシャオスキー姉弟による、宇宙空間を舞台にしたSFアクション超大作!

   いつのまにか兄が姉となったが、監督ウォシャオスキー姉弟(現在はザ・ウォシャオスキーズと名乗っている)といえば、何といっても『マトリックス』3部作が忘れ難い。斬新な映像センスを駆使して仮想世界での戦いをスタ … 続きを読む 『ジュピター』は、ウォシャオスキー姉弟による、宇宙空間を舞台にしたSFアクション超大作!

『ディオールと私』は老舗ファッション・ブランドの内側をヴィヴィッドに描いたドキュメンタリー快作!

   近年、ドキュメンタリー映画が数多く公開されるようになって、描き出される世界も多岐に及んできた。 とりわけ、ファッションを題材にした作品は、華やかなイメージが幸いして、劇場公開される機会も増えている。ファッ … 続きを読む 『ディオールと私』は老舗ファッション・ブランドの内側をヴィヴィッドに描いたドキュメンタリー快作!

『博士と彼女のセオリー』はスティーヴン・ホーキング博士と妻の軌跡を紡いだ、素敵な伝記ドラマ。

   実在の人物のドラマを構築する場合、とかくきれいごとに終始しがちだ。モデルとなる人が生きていればなおさらのこと。当人に斟酌し、都合の悪いことは描かずに美談でまとめることに力を注ぐ。映画化されるほど波乱万丈の … 続きを読む 『博士と彼女のセオリー』はスティーヴン・ホーキング博士と妻の軌跡を紡いだ、素敵な伝記ドラマ。

『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』は切なくも哀しい実話の映画化。

   第87回アカデミー賞において作品・主演男優・助演女優・監督・脚色・作曲・美術・編集の8部門にノミネートされた話題作である。結果としてはグレアム・ムーアの脚色賞のみに終わったが、見る者を惹きこむ力では受賞作 … 続きを読む 『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』は切なくも哀しい実話の映画化。

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』はラテン音楽とおいしい料理満載のコメディ快作!

  『ディープ・インパクト』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などでバイプレイヤーとして個性を発揮したジョン・ファヴローは、『アイアンマン』や『カウボーイ&エイリアン』の監督という貌ももっている。『アイアン … 続きを読む 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』はラテン音楽とおいしい料理満載のコメディ快作!

『アメリカン・スナイパー』は、クリント・イーストウッドの戦争観が浮き彫りにされた傑作!

   クリント・イーストウッドがアメリカ映画界の至宝であることは論を待たないが、アメリカ映画人のリベラル派はなぜか彼を右翼とみなして嫌っているようだ。まぁ彼の作品をみると、どんなにエンターテインメントに徹してい … 続きを読む 『アメリカン・スナイパー』は、クリント・イーストウッドの戦争観が浮き彫りにされた傑作!

『フォックスキャッチャー』はスティーヴ・カレルの演技にのけぞる、スリリングな実録人間ドラマ!

   日本時間2月23日、アメリカ映画界最大の祭典、アカデミー授賞式が開催される。必然的にこの季節は、候補作の公開が相次ぐことになる。受賞を追い風に、ニュースのホットなうちに興行収入を稼ごうとの思惑からである。 … 続きを読む 『フォックスキャッチャー』はスティーヴ・カレルの演技にのけぞる、スリリングな実録人間ドラマ!

『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は1960年代の犯罪コメディをほうふつとさせる、楽しい仕上がり。

   来日するたびに話題となるごとく、ジョニー・デップに対する日本人の好感度は高い。確かに彼の主演作は常に注目されているが、仔細に見ると、日本でヒットした作品はいずれもデップがカリカチュアされたキャラクターを演 … 続きを読む 『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は1960年代の犯罪コメディをほうふつとさせる、楽しい仕上がり。