inadatakaki のすべての投稿

1948年生まれ。映画解説者  雑誌の編集から原稿をを書くようになり、現在に至る。

『ハンターキラー 潜航せよ』はひさしぶりに潜水艦映画の醍醐味が堪能できる快作!

 潜水艦は海中にじっと潜み、敵の出方をじっと伺い、時に鋭い牙をむく。だが水中から攻撃できる特性ゆえに、潜水艦は逆にそれが弱点ともなりうる。敵に気取られぬように、息の詰まるような狭い艦内で音を立てずに耐える、乗組員にかかる … 続きを読む 『ハンターキラー 潜航せよ』はひさしぶりに潜水艦映画の醍醐味が堪能できる快作!

『バイス』はディック・チェイニーのアメリカ副大統領時に至る軌跡を辛辣に暴き出したブラック・コメディ!

 2015年にアカデミー賞の作品、助演男優、監督、脚色、編集にノミネートされた『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイ、待望の新作である。  同作品では脚色賞に輝き、演出のみならず脚本家としての才能も認めら … 続きを読む 『バイス』はディック・チェイニーのアメリカ副大統領時に至る軌跡を辛辣に暴き出したブラック・コメディ!

『ブラック・クランズマン』はスパイク・リーらしさが前面に押し出された痛快エンターテインメント!

 第91回アカデミー賞で作品、助演男優、監督、脚色、作曲、編集の6部門にノミネートされ、脚本賞に輝いた作品である。脚本と監督を務めたスパイク・リーの個性に貫かれた仕上がりとなっている。  アメリカ・コロラド州コロラドスプ … 続きを読む 『ブラック・クランズマン』はスパイク・リーらしさが前面に押し出された痛快エンターテインメント!

『キャプテン・マーベル』はマーベル・コミック映画のなかでも群を抜いて面白いアクション・アドヴェンチャー!

 2008年の『アイアンマン』を皮切りに、『マイティ・ソー』(2011)、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)、さらに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)、『アントマン』(20 … 続きを読む 『キャプテン・マーベル』はマーベル・コミック映画のなかでも群を抜いて面白いアクション・アドヴェンチャー!

『スパイダーマン:スパイダーバース』は第91回アカデミー長編アニメーション賞に輝いたアクション・アドヴェンチャー!

 第76回ゴールデン・グローブのアニメーション作品賞から第46回アニー賞長編アニメーション賞、さらには第91回アカデミー長編アニメーション賞に輝いた傑作の登場である。  ここまで映画賞を総なめにした理由は、アメリカン・コ … 続きを読む 『スパイダーマン:スパイダーバース』は第91回アカデミー長編アニメーション賞に輝いたアクション・アドヴェンチャー!

『運び屋』はクリント・イーストウッドが老いの境地を綴った、みごとな仕上がりの監督・主演最新作!

 クリント・イーストウッドは、アカデミー作品賞にノミネートされること5回(2度受賞)、同監督賞にノミネートされること4回(2度受賞)、同主演男優賞にノミネートされること2回。さらに1994年には長年優れた作品を製作し続け … 続きを読む 『運び屋』はクリント・イーストウッドが老いの境地を綴った、みごとな仕上がりの監督・主演最新作!

『グリーンブック』は個性の異なる男たちが旅で雄友情を育む、アカデミー期待、王道のロードムーヴィー!

 2月24日(日本時間25日朝)に発表されるアカデミー賞では作品賞、主演男優、助演男優脚本、編集の5部門にノミネートされ、それに先立つゴールデン・グローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)と助演男優賞、脚本賞に輝 … 続きを読む 『グリーンブック』は個性の異なる男たちが旅で雄友情を育む、アカデミー期待、王道のロードムーヴィー!

『女王陛下のお気に入り』は女王とふたりの野心家女性をめぐる、豪華絢爛にして辛辣なダークコメディ。

 ギリシャ・アテネ出身のヨルゴス・ランティモスは現在、映画ファンからもっとも注目されている映画監督だ。  長編映画デビュー作『Kinetta』がベルリン国際映画祭で絶賛され(日本未公開)、続く『籠の中の乙女』はカンヌ国際 … 続きを読む 『女王陛下のお気に入り』は女王とふたりの野心家女性をめぐる、豪華絢爛にして辛辣なダークコメディ。

『ファースト・マン』は初めて月に降り立った男を描いたデイミアン・チャゼルの待望の新作!

 2014年に長編2作目『セッション』でみる者を圧倒せしめ、続く第3弾『ラ・ラ・ランド』ではアカデミー賞では13部門14ノミネートを果たし、監督賞、主演女優賞をはじめ6部門に輝いた。まこと監督デイミアン・チャゼルの目覚し … 続きを読む 『ファースト・マン』は初めて月に降り立った男を描いたデイミアン・チャゼルの待望の新作!

『フロントランナー』は政治家の資質とメディアの在り方を問いかけた、スリリングな群像ドラマ。

 2009年に、たばこ業界のスポークスマンの奮闘ぶりを描いた『サンキュー・スモーキング』で超異変映画監督デビューを果たして以来、ジェイソン・ライトマンは心に残る作品を生み出し続けている。高校生の妊娠騒動を描いた『JUNO … 続きを読む 『フロントランナー』は政治家の資質とメディアの在り方を問いかけた、スリリングな群像ドラマ。