『スウィート・シング』はインディペンデント魂に溢れた、瑞々しさに胸が熱くなる姉弟の成長物語。

 1980年代の終わりから1990年代にかけて、アメリカのインディーズの映画監督たちが日本でも注目を集めた時期があった。ジム・ジャームッシュの『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を皮切りに、スパイク・リーやジョン・ウォー … 続きを読む 『スウィート・シング』はインディペンデント魂に溢れた、瑞々しさに胸が熱くなる姉弟の成長物語。

『最後の決闘裁判』はマット・デイモンとベン・アフレックが再び脚本に挑んだ、歴史ミステリ!

 1998年に『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』の脚本を手がけ、同作に出演したことでマット・デイモンとベン・アフレックはスターの座を手にした。  この作品はアカデミー賞脚本賞を手中に収め、デイモンはアカデミー賞主演 … 続きを読む 『最後の決闘裁判』はマット・デイモンとベン・アフレックが再び脚本に挑んだ、歴史ミステリ!

『DUNE/デューン 砂の惑星』はドゥニ・ヴィルヌーヴの才能が炸裂した、感動必至の傑作SF大作!

 現在、もっとも注目している監督を問われれば、即座にドゥニ・ヴィルヌーヴの名を挙げる。フランス系カナダ人として生まれ、カナダ映画で頭角を現し、アメリカ映画に招かれても期待を超える活動を繰り広げている。とりわけ近年は『メッ … 続きを読む 『DUNE/デューン 砂の惑星』はドゥニ・ヴィルヌーヴの才能が炸裂した、感動必至の傑作SF大作!

『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』は難聴に陥ったドラマーの軌跡を綴った、心に沁みる作品。

 激しいサウンドのなかに身をさらし、自ら楽曲に調和して音を生み出す。およそミュージシャンほど耳を酷使する存在はない。そのミュージシャンが突如、聴覚障害に陥ったとなると大変だ。それまで音響に囲まれて生活し、生業にしてきたこ … 続きを読む 『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』は難聴に陥ったドラマーの軌跡を綴った、心に沁みる作品。

『クーリエ:最高機密の運び屋』はかつて流行したスパイ映画の面白さを満喫させてくれる快作!

 1990年代初めに東西の冷戦構造が崩壊してから、スパイ映画というジャンルは勢いを失った気がする。どんなに荒唐無な内容であっても、対立軸が現実にある。そのことがある種のリアルを感じさせたからだ。以降、スパイ映画はアラブを … 続きを読む 『クーリエ:最高機密の運び屋』はかつて流行したスパイ映画の面白さを満喫させてくれる快作!

『レミニセンス』は“運命の女”に魅入られた男を巡る、雰囲気十分のノワール風SF!

 ユニークな世界観のもと、ツボを突いたストーリーを生み出し、際立った映像感性を誇る存在といえば、『TENET テネット』や『ダークナイト』などの衝撃作でおなじみの監督、クリストファー・ノーランがまず頭に浮かぶが、その彼を … 続きを読む 『レミニセンス』は“運命の女”に魅入られた男を巡る、雰囲気十分のノワール風SF!

『浜の朝日の嘘つきどもと』は映画館の記憶を思わず紐解きたくなる、映画を愛する人に向けたコメディ。

 コロナ禍によって、生活が大きく変わってしまった。人と群れることは禁止となったら、映画館で多くの観客とともに映画を見る楽しみは奪われたようなものだ。  さまざまな観客とともにスクリーンをみつめ、画面から放たれる感情に身を … 続きを読む 『浜の朝日の嘘つきどもと』は映画館の記憶を思わず紐解きたくなる、映画を愛する人に向けたコメディ。

『モンタナの目撃者』は殺人者と森林火災が迫り来る、シンプルでスリリングなサヴァイヴァル・サスペンス!

 アクションやサスペンス作品の担い手で、その名を見いだすと無条件に食指を伸ばしたくなる存在がいる。昔で言えばロバート・アルドリッチやサム・ペキンパー、マイケル・マンあたりの匠たち。近年ではテイラー・シェリダンの名をまず挙 … 続きを読む 『モンタナの目撃者』は殺人者と森林火災が迫り来る、シンプルでスリリングなサヴァイヴァル・サスペンス!

『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』はアメリカ音楽史に残るイヴェントを描いたドキュメンタリー快作!

 たとえ歴史から忘れ去れた事柄やイヴェントでも、映像とサウンドがあれば活き活きと蘇ることがある。その時代に黙殺されたとしても、世界の価値観やモラルは変動するもの。後に発掘されて、高い評価を受けることも少なくないのだ。   … 続きを読む 『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』はアメリカ音楽史に残るイヴェントを描いたドキュメンタリー快作!

『孤狼の血 LEVEL2』はマル暴刑事とヤクザの壮絶な暗闘をアク強く焼きつけた戦慄のドラマ!

 ヤクザたちの欲にまみれた抗争を生々しく描いた『仁義なき戦い』シリーズは1970年代の日本映画シーンを熱く彩った。それまでの義理と人情の任侠道を謳ったヤクザ映画と一線を画し、どこまでも人間臭い男たちの群像劇は確かに強烈な … 続きを読む 『孤狼の血 LEVEL2』はマル暴刑事とヤクザの壮絶な暗闘をアク強く焼きつけた戦慄のドラマ!

by Takaki Inada